災害に立ち向かう強い社会をつくる

ニューストピックス

日本大学災害研究ソサイエティとは

日本大学災害研究ソサイエティ(NUDS)は、自然災害予測や災害発生メカニズムの解明、住民避難などの災害対応、日常的な防災などに関して、日本大学の知見を集め、国や地域に貢献する研究を推進する研究共同体です。

この共同体では、学内における災害活動プラットフォームの構築や研究情報の集約、シンポジウムの開催、自治体や企業との連携によって、災害研究の進展を図り、災害用パーソナル・アラート(PAD)に代表される共同研究成果の社会実装を目指します。

概念図

「災害⽤パーソナル・アラートver.1」とは、⾃然災害に際する住⺠の避難⾏動および⾃治体の避難⽀援業務
をサポートするスマートフォンのアプリで、⽔害を対象とした第1次試作版を本研究の対象とします。

災害用パーソナル・アラートとは

「災害用パーソナル・アラート(PAD)」は、災害時に個人の属性に合わせた避難行動をとることを支援するシステムです。

近年、気候変動や急速な都市化などの影響で、世界中で自然災害の激甚化が進んでいます。これらの災害に関する情報は、一定の地域に対して発令されるため、個人が避難先や避難経路、避難のタイミングを判断する必要があります。

このような課題を解決するために、個人の属性や地域にカスタマイズされた避難情報を、スマートフォンなどを通じてリアルタイムに伝達できるシステムの開発を目指しています。(2023年度 日本大学キャンパス内での実証実験予定)